第12回 一生懸命生きる

いつも子供たちに言っています。
『真剣に稽古しなさい』と。

これは誰にでも出来ることです。

子供たちに質問します。
「僕よりも型を上手に出来ると思うかい。」
「これは絶対に出来ない。」
「どんなに頑張っても出来ない。」

「でも僕より一生懸命頑張る。これはどうだい」
「難しいかもしれないけど、出来るかもしれないよね」

「技なんかねぇ、どんなにヘタクソでもいいんだよ。」
「どれだけ頑張っているか」
「真剣にやって、それでも出来ないのはしょうがないだろ」

「真剣にやっているヤツには教えてあげられる。」

「でもねぇ、ダラダラやってるヤツは怒られるだけだよ。」
「やる気のない人間にいくらモノを教えても無意味だよ。」
「だって覚える気がないんだもん」

「だから、みんな頑張れよ。」
「一生懸命頑張るの。」
「一生懸命稽古するの。」
「そして一生懸命生きるの。」
「人生を一生懸命がんばるの。」
「そしたら君の人生は素晴らしいものになるよ。」

「一生懸命出来ねぇヤツはつまんねぇ人生しかないよ。」
「それでいいのかい。そしたら一生懸命頑張るの。」
「一生懸命生きるの。」

「頑張れよ。」

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