コラム 第13回 ジャンルは違えど



コラム第10回の 『愛』 を書き終えた数日後、歌手の平原綾香さんがテレビのインタビューで言っていた内容です。

彼女はクラシックの曲に歌詞を乗せて歌っていますが、歌詞作りをする際、まず繰り返しその曲を聴くそうです。
繰り返し繰り返し聴くことにより、このメロディは悲しいとか、うれしい感情を表しているとか、そういうのが分って来るそうです。

それを元に詩を作るそうです。

そして彼女が、落ち着いて大人っぽく見えるのは何故だと思いますか?という質問の答えに彼女は
私はこういう曲を繰り返し聴き、また自分の曲として歌い、そのクラシックの曲を掘り下げる作業をしていると。
その堀下げをドンドンすることによって、その作曲家に近づくのを感じる。
その曲を繰り返し聴き、繰り返し歌うことにより、人間性も作曲家に近づくのを感じますと。
故に年の割りにそういう風に言ってもらえるんじゃないでしょうかと言っていました。

ジャンルは違えど、私もコラム第10回の 『愛』 に書いた通り、古伝の型稽古を通じ、型を作った人に近づくのを感じます。
私は今現在誰かに教えてもらうということがない分、自分の稽古や、考え方が正しいかどうか、判断が難しく思いますが、
こういう話を聞くと、自分と同じような考えの人がいるのが分かり、うれしく思います。