第20回 優しいと甘い



個人の主観の問題ですから、これは優しい、これは甘いは人によってさまざまだと思います。
極端な話、何でもやってあげることが優しさだと思っている方もいるでしょうし、全く手を出さないことが優しさだと思っている方もいると思います。

子供に対して思うのは、その子の為になっているのか、そこも含めての教育になっているかどうかだと思います。

そのために必要なこととして、その子がどういう子なのか、何が出来て何が出来ないのか、どういう子になってほしいのか、そういうものがキチンとあれば、そ の子に対して何をしてあげることが優しさで、何をしてしまっては甘やかしになってしまうのかということが分かってくると思います。

ですから、少々かわいそうでもその子の為に心を鬼にすることも必要でしょうし、優しく愛情をもって接することも必要だと思います。

大事なことは 『 それがその子の為になっているかどうか 』 です。


何かをさせる時にその子がそれを出来ないのなら手伝ってあげることが必要になりますが、どれぐらい手伝うかを考えてあげる必要があると思います。

例えば10のうち4出来るのであれば6手伝ってあげればいいし、7出来るのであれば3手伝えばいいと思います。
6出来る子に2だけ手伝って残りの2は考えさせたり工夫させるのもいいと思います。
それなのに時間がないからと10やってしまっていませんか。

私は少々時間がかかっても最小限しか手伝いませんし、例えば帯の締め方などもやって見せたら  『 はい、じゃあ自分でやってごらん 』 です。

鬼手仏心という言葉があります。
やり方は鬼のように厳しいのですが、その心は仏のようであるさまを言います。

当道場では少年部に対し、時には厳しく怒ることもありますが、何故自分が怒られているのか、自分はどうするべきだったのか教え、その子の今ではなく、将来を考えた指導を心がけています。