第5回 正しい技と強い技


突きでも受けでも技は強くないと使えないですよね。
一生懸命強く技を出そうとする生徒がたくさんいます。


なので私はこう言います。
『だから技が強くならないんだよ』と。
『強く出そうとするんじゃなく、どうやったら技が強くなるか身体で(頭で考えてもダメです)考えなさい』と言います。

みなさん稽古を行う際、『強い技』、『正しい技』どっちを意識していますか?
技を強く出すことを目的にしていませんか?

正しい技を出せば結果として強い技になります。

ですが間違えた技を無理やり強い技にしようとすると、『呼吸が止まり』、『力が入り』、『姿勢が崩れ』、結果『不自然な技』になってしまいます。
でも一見素人目には強い技なんです。

ですが本当の技からすると程遠いものです。



『正しい立ち方』、『正しい呼吸』、『正しい締め』、『正しい姿勢』、『正しい力の使い方(瞬発力)』
全てが正しければ技は勝手に強くなります。

『強い技』じゃなく『正しい技』、常に意識してください